コロナ禍で外食する機会が減ったという方も多いのではないでしょうか。
そんな中、テイクアウトメニューを提供する飲食店が増えています。
自炊が苦手な方や仕事終わりに料理をする時間がない方、たまにはちょっと贅沢したい方など、お持ち帰りで美味しい料理がいただけたら嬉しいですよね。
今回は、自宅で本格的なレストランの味が楽しめるお持ち帰り専門店、フレンチデリ「TAWALABO TOGO(タワラボ トゥーゴー)」をご紹介します。
目次
フレンチデリ「TAWALABO TOGO(タワラボ トゥーゴー)」とは
フレンチデリ「TAWALABO TOGO(タワラボ トゥーゴー)」は、2021年12月、兵庫県尼崎市にオープンしました。
閑静な住宅街の中にある、フランス料理をベースにしたおそうざい屋さんです。


店名は、オーナーである田和(たわ)さんが、料理などを「研究する」お店にしたいという想いから「TAWALABO(タワラボ)」と名付けました。それに加えて、英語でお持ち帰りを意味する「TOGO(トゥーゴー)」を組み合わせたことが由来だそうです。

オーナーは、フランスとカナダで修業したあと、神戸や芦屋のフレンチレストランでシェフとして働いていました。
しかし、レストラン勤務だと帰宅が夜遅くになることが多く、家族との時間を大切にするために独立されたそうです。
家族との時間や家で食べるご飯、家族で料理をシェアすることなど、家庭に携わることに関心を持っていたことが、お持ち帰り専門店として「TAWALABO TOGO(タワラボ トゥーゴー)」を始めたきっかけだそうです。
来店されるお客様に自宅での食事を楽しんでもらうことを常に考え、メニューを作っているとおっしゃっていました。
「TAWALABO TOGO(タワラボ トゥーゴー)」のおすすめメニュー

ショーケースには常に約15種類のメニューが用意されており、上段にスープやキッシュなどの副菜、中段に魚料理、下段に肉料理が並んでいます。
オーナーにおすすめのメニューを聞いてみました。
どのメニューもこだわって作っておられますが、特におすすめなのは魚料理だそうです。
大阪の中央卸売市場でオーナー自身が仕入れた旬の魚を使用しており、それぞれの魚に合わせたメニューを考え、提供しています。
取材時は春の食材を使ったメニューが並んでいました。
季節ごとに旬の食材が変わるため、メニューも変わっていくそうです。
今回は「本日の魚のポワレ(960円/税込)」をお持ち帰りしましたこの日のメニューではメバルが使用されており、バジルソースをかけていただきました。

普段自宅ではなかなか食べる機会のないメバルは、あっさりしていて食べやすかったです。バジルソースや付け合わせの野菜のトマト煮はしっかりとした味付けで、ご飯がどんどんすすむ美味しさでした。
「TAWALABO TOGO(タワラボ トゥーゴー)」の人気メニュー
そのほかにも、人気のメニューを紹介していただきました。

「カキとエビのソテー(760円/税込)」
オーナーが厳選した新鮮な海鮮がたっぷり使われています。

シェフの気まぐれサラダ(280円/税込)
ボリュームたっぷりでコスパが良いことから人気があるそうです。
美味しさはもちろんですが、驚くのは料理のボリュームとその価格です。
魚や肉料理はすべて、レストランで出される料理の約1.5倍の量をイメージし、提供しておられるとのことです。
オーナー自身が足を運んで食材を仕入れているからこそ、仕入れコストを抑えることができ、リーズナブルな価格が実現できているそうです。
価格設定も考えられており、1人なら1,000円前後、ご夫婦など2人でシェアする場合には、3品購入して3,000円以内に収まるようになっています。
レストランで味わえるようなメニューを、安く購入できて、お腹いっぱいになれるのは嬉しいですね。
また「TAWALABO TOGO(タワラボ トゥーゴー)」では、自宅での洗い物が増えないようにといった心遣いから、電子レンジで温め可能な容器を使用しています。
購入時に自宅での温め方、食べ方を親切に教えていただき、説明書も入れてくださいました。

自宅に持ち帰ってから、美味しく食べられるようにという気遣いが素敵ですね。
取材時は春の食材を使ったメニューでしたが、季節ごとに旬の食材が変わるため、次の季節に向けてメニューを考案中とのことでした。
また違ったメニューがショーケースに並ぶのが楽しみです。
オーナーの想いが詰まった「TAWALABO TOGO(タワラボ トゥーゴー)」の内装
「TAWALABO TOGO(タワラボ トゥーゴー)」の内装は、驚くほどシンプルな造りになっています。
お店に入って目に入るのは、メニューが並べられたショーケースとレジのカウンターのみです。
内装がシンプルな理由には、このような想いが込められています。
店名の一部である「LABO」とは、単に料理を研究する場所という意味だけではありません。
料理をはじめとした「家庭に携わること」を常に研究し続け、世の中の状況に合わせて何にでも変化できる場所にしたい、という想いも込められています。

ショーケースもカウンターも、自由に移動できるようになっており、「何にでも変化できるような場所」にするために考えられた内装だそうです。
現在はお持ち帰り専門店として営業していますが、立食形式でのイベントの開催や、お店を貸し切りにして自由に利用してもらうこともイメージしているとのこと。
店内の四方の壁にはそれぞれコンセントが埋め込まれており、どんな場面でも利用しやすいような工夫の一つです。
これからお店がどのように変化してくのかが楽しみですね。
美味しい料理をいただけるだけでなく、オーナーの想いがたくさん詰まった「TAWALABO TOGO(タワラボ トゥーゴー)」に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
TAWALABO TOGO(タワラボ トゥーゴー)の店舗情報
店舗住所:兵庫県尼崎市武庫元町2丁目16-15 元町壱番館2F202
アクセス:阪急武庫之荘駅より徒歩約20分
阪神バス武庫小学校前バス停より徒歩1分(武庫之荘駅から宮ノ北団地行に乗車、武庫小学校前まで6分)
電話番号:06-4950-0844
営業時間:12:00~19:00
定休日:火曜日
公式Instagram:https://instagram.com/french_deli_tawalabo_to_go?igshid=YmMyMTA2M2Y=
出典記載のない写真については、関西さんぽが撮影しています。