皆さんは、サメ料理と聞かれると何を思い浮かべますか?
私は、中華料理で高級食材としても扱われる「フカヒレ」を思い浮かべます。
皆さんの中にも「フカヒレ」もしくは「キャビア」と思われた方もいるのではないでしょうか。
実は、サメ料理は高級食材としてだけではなく、スペインの一部の地域で、家庭料理として親しまれています。
サメの肉はフリット(揚げ物)、串焼き、煮物やオイル漬けとして調理され、お酒と一緒に楽しまれています。
今回は、サメ料理をはじめ、旬の食材を使ったスペイン料理が楽しめる「スペインバル Tiburon(ティブロン)」を紹介します。
目次
Tiburon(ティブロン)はこんなお店
スペインバル Tiburon(以降、ティブロンと記載)は、阪急京都線十三駅西口出口から徒歩4分ほどの場所にあります。

隠れ家のような雰囲気で、住宅街の中にあります。
スペインの国旗と「Tiburon」と書いた看板が目印です。
木を基調としたおしゃれな内装で、カウンター席とテーブル席があります。

カウンター席には、ティブロンのマスコット的存在であるサメのぬいぐるみがあります。
来店した女性客や子どもたちから愛されキャラとして親しまれています。
気づかれた方もいるかもしれませんが、店名にもなっているティブロンは、スペイン語で、サメという意味です。
店名であるティブロンは、サメ料理を扱っているからだけではなく、オーナーが大のサメ好きなことが由来となっているそうです(海遊館などでサメに触れられる体験コーナーがあると、つい、立ち寄ってしまうそうです)。
次にティブロンの絶品お得ランチを紹介します。
Tiburon(ティブロン)の絶品お得ランチの紹介
ティブロンでは、火木土曜日の週3日にランチの提供を行っています。
ティブロンのランチは、全てのセットにミニサラダ、パン、タパス3種※が付いています。
※タパスとはスペイン語で、小皿で提供する料理(マリネ、トルティージャ(スペイン風オムレツ)、ハムなど多彩)の総称です。

今回の取材では里芋を使ったポテトサラダ(タパス)が提供されていました。(写真手前の皿、タパス3種の奥)
このメニューが出ていた3月は、里芋が美味しい時期ということで、じゃがいもの替わりに里芋が使われています。
里芋の他にツナとにんじんが使用されており、里芋とにんじんは程良い柔らかさで、ツナとの相性は最高です。
タパスだけでも十分に楽しめる美味しさです!
次にパスタセット、スペシャルセット、パエリアセットを紹介します。
パスタセット
パスタセット 980円(税込)

パスタのソースや具材は週替わりで提供されています。
ソースは、トマトソース系、クリームソース系、オイル系など。
具材には魚介や野菜など、旬の食材が使用されています。
パスタの一例として、
- 鯛とブロッコリーのペペロンチーノ
- 自家製スモークサーモンとホウレン草のクリームソース
- ツナとホウレン草のクリームソース
などがあります。
スペシャルセット
★スペシャルセット(数量限定) 1,080円〜1,580円(税込) ※食材により料金が変動します。

スペシャルランチのメインも週替わりで提供されており、一例として、
- イベリコ豚の肩ロースのグリル
- 鶏むね肉のグリル
- 仔羊のグリル
などがあります。
仔羊のグリルには、モホヴェルデソースというパクチーをベースにしたスペインのソースが添えられており、このソースが重要な役割を担っているそうです!
モホヴェルデソースが薬味の役割をしてくれて、お肉の脂を中和し、最後まで飽きることなく楽しめます!
私はパクチーが苦手なのですが、ティブロンで出されるモホヴェルデソースはとても食べやすいように調理されています。
また、グリルには、焼き野菜が添えられています。
味付けは塩のみで、野菜の旨味をストレートに味わうことができ、お肉にも合います。
仔羊のグリルは、ディナーで単品料理としても楽しめます。
ディナーだと1,408円(税込)ですが、ランチでは1,480円(税込)と約100円を追加するだけで、ミニサラダ、パン、タパスが付いてくるので大変お得です。
パエリアセット
パエリアセット 1,380円(税込)

パエリアは、できたてを楽しんでほしいというオーナーの想いがあり、オーダーを受けてから調理しているそうです。
そのため、調理には30分以上時間がかかります。
パエリアの内容はチキンをベースに、キノコやアサリなどを日替わりで、組み合わせを変えて提供しています。
できたてのパエリアの香りは、非常に香ばしく、さらなる食欲をかき立てます。
次にティブロンのおすすめディナーを紹介します。
Tiburon(ティブロン)おすすめグルメとお酒の紹介
ティブロンのおすすめグルメとお酒を紹介します。
ぜひ、ティブロンへ訪れた際の参考にしてください。
おすすめグルメ
まず最初に紹介するのは、おつまみに最適なタパスとピンチョスです。

タパスは、少量で様々な料理が楽しめます。
様々な料理を楽しみたい方には、おすすめの一品です。
タパスの種類
- チーズ
- 肉類(ハム、ソーセージ類など)
- 温菜(トルティージャ(スペイン風オムレツ)、クロケットなど)
- 冷菜(マリネ、ポテトサラダなど)
次にピンチョスです。
★ピンチョス 300円(税込)~

ピンチョスは、爪楊枝や一口で食べられるパンに盛り付けられて提供されます。
サイズも小さいので、メインを待っている間のつなぎ役としても最適です。
日によって提供されていない場合もありますが、リクエストがあれば、その日の食材で可能な限り対応しているそうです。
次にティブロンの看板料理でもあるサメ肉を使用したティブロン(サメ肉)を紹介します。
★ティブロン(サメ肉)のフリット 858円(税込)(Tiburon(ティブロン)提供)

フリットに使用している粉は、ひよこ豆粉を使用しているそうです。
小麦粉と比べて、風味が良くなり、外はカリッと、中はフワッとした仕上がりになるとのこと。
肝心のサメ肉の味ですが、熱を通すと鶏のささみと魚肉の中間くらいの味わいになるそうです。
気になる方は、ぜひ、お試しください。
※サメの入荷が不定期であるため、サメ料理をお休みする場合があります。
次にメインディッシュにおすすめなイベリコ豚ベジョータ肩ロースの香草パン粉焼きの紹介です。
★イベリコ豚ベジョータ肩ロースの香草パン粉焼き 1,518円(税込)

ティブロンで提供するイベリコ豚は血統100%のイベリコ豚を使用しています。
オーナー曰く、スーパーでもよく見かける「イベリコ豚」は、混血が多いそうです。
血統100%と混血で何が違うのかというと、飼育方法と餌が大きく異なります。
血統100%のイベリコ豚を「デ・ベジョーダ」といい、放牧され、どんぐりや自然の産物のみを食べて育ったイベリコ豚を指します。
混血のイベリコ豚は「デ・セボ・デ・カンポ(混血75%)」「デ・セボ(混血50%)」と呼ばれます。
混血のイベリコ豚は自然の産物以外に補完飼料も食べ、通常よりも成長を早く促し、育ちます。
結果、肉質に大きく影響を与え、血統100%のイベリコ豚は、栄養が肉にしっかりと吸収されているので、混血のイベリコ豚と比べて、霜降り度合いが良く、旨味もしっかりしているそうです。
(参考:THE STORY)
赤身が多く、食べ応えもあり、赤ワインと一緒に食べるのがおすすめだそうです。
次にスペイン料理の代表と言っても過言ではない、パエリアの紹介です。
★鶏もも肉と魚介 Sサイズ1,628円(税込)/Mサイズ2,618円(税込)

ティブロン特製の鶏もも肉と魚介のパエリア。
サイズは2種類あり、Sサイズは1〜2人前、Mサイズは3人前〜が目安です。
注文を受けてから調理(30分以上)を始めるので、一番最初に注文されるのがおすすめです。
できたてのパエリアは、香ばしいにおいがお店に広がり、サーブをする店員さんも思わず、お腹が空いてくるそうです。
次に食後のデザートにおすすめなチュロス&ホットチョコレートの紹介です。
★チュロス&ホットチョコレート 683円(税込)

チュロスと聞くと、長い棒状のチュロスをイメージされる方もいるかと思います。
スペインのチュロスは写真のように指でつかめるサイズ感で、形は円形や棒状があるそうです。
ティブロンでは、チュロスをホットチョコレートにつけて食べます。
サイズも小さいので、食べやすく、食後のデザートにぴったりです。
次にティブロンおすすめのグリルに合うお酒を紹介します。
おすすめグルメに合うお酒

ティブロンでは、スペイン産のビールをはじめ、泡ワイン(スパークリングワイン)、赤ワイン、白ワインを取り揃えています。
たくさん種類があると、どれがいいのかわからない方もいるかと思います。
ティブロンのオーナーにおすすめのお酒を聞いてきたので、紹介します。
まずは、ビールからです(写真右奥)。
☆エストレージャ・ダム 693円(税込)
穏やかでクリーミーな泡立ちが特徴。
すっきりしたのど越しのライトなラガータイプで、苦味は控えめながらも風味がよく、後味に心地よい甘みを感じられるビールだそうです。
ファーストドリンクにおすすめとのこと。
次に泡ワインの紹介です(写真右から2番目)。
☆アニアル カヴァ ブリュット グラス 638円(税込)/ボトル 3,498円(税込)
やや甘味みを感じるような心地よさがある味わいが特徴。
口の中にリンゴを思わせる果実味を残し、コクがあり、ふくよかで温かく、フレッシュかつ、はつらつとしたスパークリング。
ビールが苦手な方は、スパークリングを選ばれてみてはいかがでしょうか。
次に白ワインの紹介です(写真左から2番目)。
☆ガッジーナ・デ・ピエル・イキガイ グラス 748円(税込)/ボトル 4,620円(税込)
味わいは辛口で、地中海を思わせるソルティなニュアンスを感じる風味が特徴。
オレンジや黄桃などの熟したフルーツのアロマがフレッシュに香ります。
三ツ星レストラン「エル・フジ」の元ソムリエが手掛けたワインなので、ぜひ飲んでみてほしい1杯とのこと。
次に赤ワインの紹介です(写真手前)。
☆エル・ビンクロ・クリアンサ グラス 693円(税込)/ボトル 4,356円(税込)
強い味が特徴的なワイン。
しっかりしていながら、滑らかなタンニングとバランスが良い酸味が楽しめます。
お肉との相性も良いので、お肉と一緒に楽しんでもらいたい1杯だそうです。
好みもあると思いますが、料理に合わせてお酒を選ぶのも一興だと思います。
ぜひ、ティブロンへ訪れた際の参考にしてみてください。
最後に。
ティブロンさんでランチを食べましたが、あまりの美味しさに久しぶりに衝撃が走りました。
タパスで出てきた里芋のポテトサラダ、仔羊のグリルに使用されていたモホヴェルデソースが特にお気に入りでした。
里芋とツナはこんなにも相性がよかったのか!という衝撃、パクチーは正直苦手な私でしたが、ソースとして、お肉と一緒に食べるとこんなにも美味しく食べられるのか!と、私の中の世界観が変わったランチタイムでした。
珍しいサメ料理や旬の食材を使ったスペイン風創作料理が味わえるティブロンで、楽しいひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
Tiburon(ティブロン)店舗情報
Tiburon(ティブロン)店舗情報
住所 :大阪府大阪市淀川区十三本町2-3-3
阪急京都線十三駅西口出口から徒歩4分ほど
営業時間:ランチ11:30~14:00(L.O13:30)火木土のみ/ディナー17:30~23:00(L.O22:00)
定休日:日曜日+α(詳しくはInstagramまで)
公式情報:Instagram(スペインバル ティブロン@大阪/十三(@spanish_bar_tiburon) )
Twitter(spanish_tiburon)
Facebook(スペインバルTiburon )
Googleビジネスプロフィール(スペインバル Tiburon – Google マップ)
※出典記載のない写真は、関西さんぽが撮影しています。