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【大阪・北新地】喜庵(よろこびあん)〜創業40年以上の老舗蕎麦屋でお昼のみ味わえる絶品ランチセット〜

喜庵入口

大阪の飲み屋街で有名なスポットでもある北新地で、創業40年以上の老舗蕎麦屋「喜庵(よろこびあん)」のランチを紹介します。

喜庵(よろこびあん)はこんなお店

喜庵は1974年に創業し、2022年で創業49年目を迎えます。
蕎麦一筋で、蕎麦をはじめ、蕎麦の出汁や一品料理を熟練の職人がひとつひとつ手作りするこだわりを持っています。

喜庵では、蕎麦を楽しむ人だけでなく、様々な企業の宴会や会食の場としても使われています。
また、企業だけでなく、アーティストや俳優などの著名人も来店するほど、たくさんの人に愛されているお店です。

外観の写真

内観の写真(1階席)

内観の写真(2階席の一例)

※2階席は予約限定(お昼の時間帯は単品料理のご利用のみ)
詳しくは店舗までお問合せください。

北新地に店舗を構えているので、「高いのでは?」とイメージされるかもしれません。
喜庵では、お昼も営業をしており、お昼限定のお得なセットがあります。

お昼の時間帯には、おかわりで好きな蕎麦が選べるセットがあります。

<お昼のみ(11:30~13:30L.O)>(2022年1月時点)
空 990円(税込)
夢 1,210円(税込)
花 1,430円(税込)

<女性限定(お昼と18:00~21:00)>(2022年1月時点)
恋そば 990円(税込)
花恋そば 1,210円(税込)
味めぐり 1,430円(税込)

計6種類で、それぞれのセットで2種類の蕎麦が堪能できます。
詳しくは後ほどの、喜庵「おかわりで好きな蕎麦が選べるお昼限定のお得なセット」で紹介します。

一例(写真は「空」のランチセット 左:もり蕎麦 右:親子そば)

お昼に来店される客層は、近くで勤務されているサラリーマンやOL、弁護士などで、ピーク時は席がほとんど埋まるほど大盛況です。

開店から11:30〜13:00頃までは混み合っていますが、13:00以降は比較的空いています。
ゆっくり食べたい方や時間にゆとりがある方は、13:00以降に来店されるのがおすすめです。

次に喜庵の蕎麦へのこだわりについて紹介します。

喜庵「蕎麦へのこだわり」

喜庵で使用している蕎麦粉は、長年付き合いがあり、信頼ある業者から仕入れた蕎麦粉を使用しています。

喜庵の蕎麦の割合ですが、二八蕎麦と呼ばれる「小麦粉が2割」「蕎麦粉が8割」を採用。
蕎麦の割合を2:8にすることで、蕎麦の風味が活かされ、喉越しのいい蕎麦に仕上がります。

10割蕎麦については、新蕎麦(10月〜11月に収穫した蕎麦の実を使用した蕎麦)の時期から提供しており、2月頃まで楽しめます。
喜庵では、10割蕎麦の提供はいつでも行っているわけではなく、蕎麦の実が最も美味しい時期だけの蕎麦にこだわって提供しています。

蕎麦を打つ工程では

  • 粉の計量
  • 水廻し(みずまわし)
  • 手ごね
  • 四方取り(丸型の生地を正方形に伸ばしていく工程)
  • 伸ばし
  • 畳み(包丁で切りやすいように観音に畳む)
  • 包丁切り

以上の工程を喜庵では、機械を一切使用せず、職人の手で行っています。
ここで、蕎麦打ちを写真で紹介します。

水廻しの写真

蕎麦粉は水のみで繋ぐことができ、水廻しをすることで、蕎麦粉の粒子同士を繋ぎ合わせます。
水廻しの工程を3〜4回に分けて行います。
水廻しの出来次第で、蕎麦の旨味が変わるほど、重要な工程です。

水廻し後の写真

手ごねの写真(手ごね後)

生地につやが出るまでしっかりこねます。

四方取りの写真

丸型の生地を正方形に伸ばしていく工程です。

伸ばしの写真

四方取りした生地を棒で伸ばす工程です。

畳みの写真

均一な厚さに伸ばした生地を包丁で切りやすいように観音に畳みます。

※観音に畳むとは、両端をそれぞれ蕎麦生地の中央に揃うよう内側に折り、さらに中央で二つ折りする折り方で、両側に開く「観音開き」のような構造になる畳み方です。(パンフレットでよく見られる折り方です)

包丁切りの写真

蕎麦の太さが均等になるよう、丁寧に切っていきます。

包丁切り後に切り残しがないか確認をしている様子の写真

お客様に最高のおもてなしをするため、ひとつひとつ丁寧に確認しています。

普段、なかなか目にすることがない蕎麦打ちの工程を紹介しました(一般公開はしておりません)。

次は、丁寧に作り上げた蕎麦を使った、喜庵のお昼限定のお得なセットの紹介をします。

喜庵「おかわりで好きな蕎麦が選べるお昼限定のお得なセット」

 

職人の手で丁寧に作り上げた蕎麦をお昼限定で、おかわりで好きな蕎麦(空と夢は、もり蕎麦は固定)が選べるセットがあります。

ランチメニューは以下となります。

<お昼のみ(11:30~13:30L.O)>(2022年1月時点)
空 990円(税込)<普通の量のもり蕎麦を1枚とおかわりの蕎麦を1品提供>
夢 1,210円(税込)<大盛のもり蕎麦を1枚とおかわりの蕎麦を1品提供>
花 1,430円(税込)<好きな蕎麦を2品提供>

<女性限定(お昼と18:00~21:00)>(2022年1月時点)
恋そば 990円(税込)<好きな蕎麦を小さな器で2品提供>
花恋そば 1,210円(税込)<好きな蕎麦を大きい器と小さい器で2品提供>
味めぐり 1,430円(税込)<好きな蕎麦を小さな器で3品提供>

一例(写真は「空」のランチセット 左:天ぷら蕎麦 右:もり蕎麦)

おかわりで選べる蕎麦には「冷たい蕎麦」と「温かい蕎麦」があります。

「冷たい蕎麦」

  • もり(ざるよりも蕎麦の量が少なく、きざみ海苔が乗っていない蕎麦)
  • ざる(ざる蕎麦のこと)
  • 鴨せいろ(鴨から取った出汁をつけ麺のように食べる蕎麦)
  • おろし(大根おろしが乗り、冷たいつゆをかけて食べる蕎麦)
  • なめこおろし(なめこと大根おろしが乗り、つゆをかけて食べる蕎麦)
  • 天入りおろし(海老天ぷらと大根おろしが乗り、つゆをかけて食べる蕎麦)
  • 納豆(大根おろし、納豆と黄身が乗り、つゆをかけて食べる蕎麦)
  • 天ざる(海老天ぷらと複数の野菜の天ぷらが楽しめる蕎麦)
  • 山かけ(とろろが乗り、つゆをかけて食べる蕎麦)

鴨せいろ

納豆

「温かい蕎麦」

  • ゆだて(温かいざる蕎麦)
  • かけ(温かい出汁と蕎麦だけのシンプルな蕎麦)
  • かしわ(鶏肉とネギが入った蕎麦)
  • 天ぷら(海老の天ぷらが乗った蕎麦)
  • にしん(大きなにしんが入った蕎麦)
  • なめこ(なめこ入りの温かい蕎麦)
  • 玉子とじ(玉子でとじた蕎麦)
  • 親子(親子丼のような蕎麦)
  • あったかとろろ(温かい蕎麦にとろろを乗せた蕎麦)
  • 梅とじ(梅と鰹節を練りこんだ特製の梅玉(梅の団子みたいなもの)が乗った蕎麦)
  • 天とじ(玉子でとじた蕎麦に海老の天ぷらが乗った蕎麦)
  • なめことじ(玉子でとじた蕎麦になめこが入った蕎麦)
  • なめこ天とじ(玉子でとじた蕎麦に海老の天ぷらとなめこが入った蕎麦)
  • 花巻(器からはみ出るくらいの海苔が入った蕎麦)
  • あわ雪(フォームミルクのように泡立てた卵を乗せた蕎麦)

なめこ天とじ

あわ雪

これだけのたくさんのメニューの中から好きなおかわりの蕎麦を1杯500円相当(空の場合)で楽しめるのは、かなりお得だと思います。
量もあるので、満足感もしっかり感じられます。

蕎麦は比較的ヘルシーなので、お腹を満たしたい一方で、カロリーも抑えたい方にはおすすめです。
特に女性限定のセットメニューは、夜も提供していますので、仕事終わりでも楽しめます。

最後に喜庵の店舗情報を紹介します。

喜庵の店舗情報

喜庵(よろこびあん)
住所:大阪府大阪市北区堂島1-3-37
最寄:JR東西線北新地駅より徒歩4分ほど
電話:06-6341-1882 ※予約は電話受付のみ
営業:11:30~14:00(13:30L.O)/18:00~22:00(21:30L.O)
※2022年1月27日〜2022年2月27日は、まん延防止等重点措置のため、お昼のみの営業となります。

HP:北新地 喜庵本店 (biglobe.ne.jp)

Instagram:@yorokobian_kitashinchi)