
京都といえば、八ツ橋や漬物など思いつくものがたくさんあります。
では、京都市の隣にある向日市(「むこうし」と読みます。)で有名な食べ物は何か思いつくでしょうか。
京都市の南西部に位置する向日市やの長岡京市の近辺はタケノコが有名なのですが、それもローカルな話。
全国的に名の通ったものではありません。
そんな向日市が町おこしとして、「何の縁もない激辛」で盛り上がっているというから驚きです。
これは、私、元工場長の緒方が京都にいたときの話を元に書かれた物です。
向日市の激辛商店街
京都府の向日市には激辛なものを提供する店舗が集中する地域があります。
その名も「激辛商店街」
商店街と名が付いているので、初めて聞いた方は店舗が軒を連ねる、いわゆる普通の商店街風景を想像するかもしれません。
しかし、向日市にそんなものはありません。
激辛商店街とはそのコンセプトに賛同して激辛サービスを提供すれば加盟できる団体なのです。
加盟店には激辛飲食店以外にも、クリーニング屋さんなどが加入しています。
激辛メニューで汚れた衣服は洗濯しますということらしい。
なかなか面白い取り組みで登録された店舗は40を超える規模になってきています。
なぜ激辛なのか
もともと町おこしをしたかった向日市の人がインパクトのみで生み出したテーマです。
唐辛子が名産とか、激辛メニューを出す有名店があったとか、
そんなことは一切ありません。
テーマ先行型、言い換えると、後付けのアイデアだったのですね。
分かりやすい名産がないからこそ、生み出したアイデア。
私も見習わなければと感心しました。
意外と歴史があってイベントが盛り上がる
平成21年(2009年)から始まったこの取り組みは激辛料理のイベントKARA-1コンテストによってその知名度を上げたように思います。
ちょうど、B級料理のイベントなども盛り上がっていたときなので、相乗効果もあったのではないでしょうか。
2021年のイベントは・・・
公式HPの更新が2021年の1月で停止しています。(2021年7月時点)
昨年からのコロナ禍を受けて、イベントもオンライン化を試みたようですが、どうだったのでしょうかね。
また、この変わった活気を体験したいものです。
さいごに
最近はメディアでの登場も多くなった激辛商店街ですが、動向が気になります。
また復活して辛いものを食べさせて欲しいものですね。
出典
https://kyoto-gekikara.com/