コラム

【潜入調査】高機能素材week関西で見つけた面白い素材の正体とは?

高機能素材Week

緊急事態宣言が解除された後の2021年06月23~25日、インテックス大阪にて高機能素材Weekが開催されています。

今回、元工場長の緒方がさんぽがてらに見学したので、厳選で少しだけ紹介します。

高機能素材weekとは

材料関係の企業が集まった展示会です。

運営はリードエグジビジョンという企業が行っています。

緊急事態宣言が出ていたことで、この一年余りは開催される展示会自体が少ない年でした。

今回の開催は4回目の緊急事態宣言が明けた大阪ということもあり、予定通り開催されました。

環境に対する意識が大きく変わったこの一年。

企業の取り組みも大きく変わってきています。

各分野の特集のような位置づけで、分野分けがされている本展示会。

同時開催しているものは

・フィルムテックジャパン

・プラスチックジャパン

・メタルジャパン

・セラミックジャパン

・接着・接合EXPO

・コーティングジャパン

といったものがありました。

その中で今回特筆したい分野は

「サステナブルマテリアル展」

通称SUSMA(サスマ)だそうです。

 

今回、私が特に面白いと思った素材をピックアップで紹介します。

 

お米からできたプラスチック

日本はお米を大量に扱う国です。

色々な食の場面で出てくるお米。

生産されたお米は全て食されているのでしょうか。

ライスレジンはそんなところに目をつけた商品です。

 

 

「ライスレジン」は、お米(非食用)由来の国産バイオマスプラスチックです。食用に適さない古米、米菓メーカーなどで発生する破砕米など、 飼料としても処理されず、廃棄されてしまうお米を、 新しいテクノロジーでプラスチックへとアップサイクルします。

ライスレジン公式HPより引用

 

なんでも、お米を最大70%まで混ぜることができるのだとか。

石油を使う量が減らせる+廃棄するお米が減る

で、とても環境に製品のように思えますね。

 

展示会では実際に作成したビニール袋(レジ袋)なども展示されていました。

その他、スプーンなどの道具も作られていましたが、独特の風合いが出ていました。

とてもお米が含まれているとは思えないほどに!

 

おわりに

他にも面白い素材を展示している企業はたくさんありましたが、ここで全て紹介してしまっては意味がありません。

この展示会は6/25まで開催されているので、気になる方は是非見に行ってみてください。

久しぶりの大型展示会開催で、各方面から企業が集まっています。見学者もかなりの数となっているように見えました。

会場の感染症対策も完璧ではないので、注意して参加してもらえたらなと思います。